家族でワークショップ
この家には、成人した子供3人と両親の5人が住みます。まずは、家族でワークショップを行い、家に対してどのような希望があるかを伺いました。
ワークショップの成果が写真です。それぞれが漠然と考えていたことが明確になってきました。狭くとも全員に個室をつくること。家族が集うリビングはできるだけ広くしたい。地震に強い家にしたい。などの希望がまとめられました。
密集地ならでは工夫
敷地面積は約20坪、道路が狭いため狭あい道路の後退もしなければなりません。そこに約27坪の延床面積の家を建てました。
道路斜線も厳しいので天空率という緩和規定を活用して建てています。
1階にはリビングと和室、2階にはロフト付きの洋室が3つ並んでいます。
プライバシーと開放感のバランス
密集地に建つ住宅では、プライバシーと開放感のバランスが難しいところ。まどは小さくなりがちです。
この家ではリビングの窓は大きめにし光と風が入りやすくしています。窓の配置を工夫することによってデザインのアクセントとしました。
家族のコミュニケーション
2階への階段はあえてリビングの中につくりました。家族のコミュニケーションを促すためです。
プライバシーを重視すると、このような配置にはならないのですが、これも家族が話し合ったワークショップの成果です。